インプラント治療コラム COLUMN

インプラントメーカーそれぞれの違いについて


インプラント治療において、骨に埋入する根っこの部分をインプラント体と呼びます。
このインプラント体には、数百のメーカーがあります。
どのようなメーカーを選ぶのが一番良いのでしょうか。
インプラントの各メーカーについて説明します。


■安心して選べるインプラントメーカーとは


昔に比べ一般に広がってきたインプラント治療ですが、内容は外科処置を含む難しいものです。
そのため安心できるインプラントメーカーを選ぶことが重要です。


◎厚生労働省の認可のあるものだと安心

インプラントには数百のメーカーがあります。
国内に入ってくるものは厚生労働省の認可を必要としますが、患者様の同意があれば未認可のインプラントメーカーでも輸入し、埋入を行うことができます。 
しかし、やはり厚生労働省の認可のあるものは、多くの歯科医師の信頼を集めているため、そのようなインプラントメーカーのものを使用すると安心です。
未認可のインプラントメーカーの中には歴史が浅かったり、品質の基準に達していなかったりするケースもあります。


◎互換性がないことを前提に選択する

インプラントメーカー同士には互換性がないものが多く、もし修理や連結部の付け替えなどが必要になってしまった場合、他のメーカーで代用するということがほとんどできません。
そのため引っ越しや歯科医院の変更などを考えている方は、主要メーカーのものを選択しておかないと後で困ってしまう可能性があります。


■主要なインプラントメーカーについて


主要なインプラントメーカーには以下のものがあります。


◎オステム

アジアを代表する韓国のインプラントメーカーです。
オステムは世界で多く使われているインプラントの良いとこ取りのようなメーカーです。 
アジア太平洋地域でのシェアは no.1で、世界的にも6位のシェアを誇っています。
ラインナップも世界のインプラントメーカーを研究し尽くして作られています。
また韓国のメーカーということで、東洋人の小さい顎の骨にも適用が可能です。
ストローマン社などと比べると歴史が浅いのが特徴ですが、長期使用に耐えうる品質、東洋人に合わせたサイズのラインナップなど、特筆するべきメリットが数多くあるメーカーです。


◎ノーベル・バイオケア

1965年からの最も古い歴史のあるインプラントメーカーです。
そのため幅広い適応症例があり、長期的に積み重ねたテーダーや科学的根拠にともなう安心感があります。
40年前に入れたノーベル・バイオケア社のインプラントがまだ現在も使われていると確認されています。
その歴史とともに、国内外多くの歯科医院で選択されているため、引っ越しや歯科医院の変更などを控えていても安心というメリットもあります。


◎ストローマン

ストローマン社もノーベルバイオケアに続き、インプラントの研究については50年以上の歴史があります。
ストローマン社のインプラントは 独自の表面性状により、骨との早期の結合が可能です。
治療期間は最短で3週間となることもあり、患者様の負担がより軽くなります。


◎京セラ

京セラは国内メーカーとしては国内のシェア no.1を誇っています。 
日本人の顎に合うサイズのラインナップも多く取り揃えられています。
国産メーカーとしては一番歴史が長く 、国内メーカーのため運搬に時間がかからないという安心感もあります。


■当院で使用しているインプラント


当院では様々な患者様のメリットを考え、主に以下の4タイプのインプラントを採用しています。
オステム:300,000円
ノーベル・リプレイス:325,000円
ノーベル・スピーディ:340,200円
ストローマン:340,200円


【インプラントメーカーは安心できるものを】


インプラントメーカーは数多くあります。
安心できるインプラントメーカーを選びたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
それぞれのメーカーのメリット、デメリットについてきちんと ご説明した後で治療を行います。


白山歯科クリニック
院長
田賀 紀広

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