インプラント治療コラム COLUMN

インプラントで用いる「チタン金属」の身体へのなじみやすさ



このブログを見ていただいている皆様、ほんとうにありがとうございます。
2023年はあと数時間ですが、皆様にとって今年はどんな1年だったでしょうか?
2024年も皆様に良い年になることをお祈りしております。
今年の最後はインプラントの素材についてお話します。

インプラント治療ではチタン金属でできたフィクスチャーやアバットメントを用いて手術を行います。


金属、と聞くと金属アレルギーを心配する方もいらっしゃるかと思いますが、チタンは身体になじみやすく金属アレルギーを起こしにくい性質を持っています。インプラントのチタンが原因で金属アレルギーを起こす可能性は低いです。


今回はインプラントで用いる「チタン金属」の身体へのなじみやすさについてご説明します。


■チタンは身体になじみやすい金属


◎インプラントのほか、人工骨のパーツやペースメーカーにもチタンが用いられています

物質の身体へのなじみやすさを生体親和性(せいたいしんわせい)と呼びます。


チタンは生体親和性が高い金属です。身体になじみやすく、インプラントのほか、人工骨のパーツやペースメーカーなど、医療用の金属として幅広くチタンが用いられています。


■チタンは金属アレルギーを起こさないの?


◎チタンは金属アレルギーを起こしにくいです

チタンは金属アレルギーを起こしにくいです。


金属の中でもチタンは遷移金属(せんいきんぞく)に分類されます。


遷移金属は金属元素が安定しているため唾液や汗による金属イオンの溶け出しが少なく、金属アレルギーを起こしにくいです。


◎チタンが原因で金属アレルギーを起こす可能性は0ではありません

チタンは金属アレルギーを起こしにくいです。ただし、チタンが100%、金属アレルギーを起こさない訳ではありません。


確率は低いものの、インプラントのチタンが原因で金属アレルギーを起こす可能性もあります。


■インプラントのチタンによる金属アレルギーが心配な方へ


◎皮膚科にて金属アレルギーテストを受けることをおすすめします

チタンは生体親和性が高い金属です。インプラントのチタンが原因で金属アレルギーを起こす可能性はほぼありません。


可能性は低いですが、インプラントのチタンによる金属アレルギーが心配な方は皮膚科にてパッチテストなどの金属アレルギーテストを受けることをおすすめします。


他院での検査になりますが、インプラント治療前に金属アレルギーテストを受けておくことでご自身に金属アレルギーがあるか、また、アレルギーがある場合はどのような金属に反応しやすいかを確認できます。


【インプラント治療に関するご質問・ご不安がある場合はお気軽にご相談ください】


白山歯科クリニックでは、30年以上のインプラントの治療実績がある日本口腔インプラント学会所属の院長が手術を担当します。これまでに行ってきた数多くの治療の経験に基づき、骨造成や難症例にも対応可能です。


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歯を失い食べ物をしっかり噛めない方、インプラントのクリニック選びでお困りの方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。


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白山歯科クリニック
院長
田賀 紀広

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