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白山歯科クリニック
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歯の話8 歯型を取るときに使う印象材「かまぼこで型を取る?」 Information

印象材

みなさんこんにちは!小田原の歯医者さん白山歯科クリニックの田賀です!
今日はあまり知られていない歯科材料の成分についてお話しさせて頂きます。

●主成分はかまぼこと同じ
「口を開けてください。型をとりますね」。これは、「つめもの」や「かぶせもの」などの製作に必要で、歯の型を取る作業なのですが、 専門用語で「印象をとる」と言います。
このときに使うのが、「印象材」。よく使われるものは、主成分が アルギン酸というもので、実はかまぼこを固めるのにも、同じアル ギン酸が使われているんです。

●印象材作りは難しい
印象材は粉を水で練って作ります。最初は、やわらかく、数分する と固まります。ですから、正確な型をとるには、すばやく混ぜ合わ せて、適度な状態で、お口の中に入れる必要があります。
さらに、混ぜ合わせるときにも注意が必要。丁寧に練って空気を抜 かないと小さなつぶつぶ(気泡)ができてしまい、やはり正確な型 をとることができません。
つまり、手早く混ぜてきちんと空気を抜き、やわらかさとなめらか さあわせもった印象材を練る!一言で「型どり」といっても、さま ざまな熟練した技が必要なんですね。

●良い印象材が良い治療につながる
「つめもの・かぶせもの」などは、印象をもとに作った模型から製作 されます。つまり、皆さんのお口にピッタリ合うものを作るには、 正確な印象が欠かせないというわけです。

一見、スタッフが何気なくやっているように見えますが、練り方や印象のとり方など、見えないところで、さまざまな技を使っています。皆さんも、型どりの際はちょっと苦しいかもしれませんが、とても大切な作業ですので、ぜひご協力をよろしくお願いします!

 

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